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■ バケツで豊作!!取らぬ狸の…ナントヤラ〜(特養)2013. 6. 10

―5月某日 職員休憩室での会話― 「ねぇ、田植えしたくない?」「嫌や〜。実家帰ったら、辺り一面田んぼと畑。珍しくもないわ〜」「違うわいね〜。ご入居者様と一緒に田植え気分でも味わえたら、懐かしく思う方もおいでるんじゃないかね〜って言う話や!」「ああ、いいね!〇〇さんと○○さん、たしか田んぼ作っとったっておっしゃっとったわ。」「でも…、田んぼ無いよ…」「田んぼ…。あった!!ほら 小学生の時、やらんかった?」「やった!やった!バケツで!!」という具合に、バケツ稲栽培の計画が始動。
―6月上旬― ご厚意で苗も分けてもらえた!バケツも買ってきた!土も入れた!水も入れた!天気も最高〜!! ご入居者様をテラスの誘い、一緒に“田(バケツ)植え”をやりました!!職員の中には「これ、芝生ですか?」と言う人も…。すかさず ご入居者様「稲やろ。」と呆れ顔で返される一コマも見受けられました。ご入居者様と職員でわいわい賑やかに楽しみながら、一本一本丁寧に稲を植えました。お米を育てた経験のあるご入居者様からは、植え終わりにバケツの中をご覧になり、「こりゃ、植えすぎや。欲の出しすぎ…」と。「稲をたくさん植えたら、たくさん収穫できて、たくさん食べられるかなと思って…」とお伝えすると、「取らぬ狸の……」とおっしゃっていました。
―その後― 経験のあるご入居者様は、稲の様子をよく気にして下さり、「あれじゃ、あかん。水足りてないわ。」「そろそろ、水抜かんなん。根が伸びん。」「肥料やったんか!?」などと、お米づくり初心者の私達には「任せていられない」とばかりに、なんとも心強いアドバイスを下さっています。